アトマ、均衡のカタチの誕生以来、エスパーたちは、自然と調和して生きることこそが皆にとって進むべき道であると理解しやすくなっていた。
しかし、内なる影が長い年月をかけて心を十分に曇らせてしまったエスパーもおり、その現実を認めようとしなかった。
「私たちは強大な魔法を授かった存在だ。これまで通り、思うがままに行動し続けることができるはずだ。私たちの魔法がエーテル――このいわゆるエスペリアの生命の源――を消耗させているという証拠はどこにあるのだ?」と、エスペリアで最も強力なエスパーの一人が叫んだ。
「むしろ、自らを制限することこそが、私たち自身の絶滅を早めるだけだ。すべての問題を解決するために、私たちの魔法を使うべきなのだ。」
「私たちエスパーを定義し、ほかの種族と分け隔てているのは、この魔法ではないのか?」
混沌の戦争の終結から時が流れ、七つのカタチがエスペリアのために平和の決意を実行に移し始めていたにもかかわらず、それでもなお、自分自身の世界観に完全に囚われたままの者たちがいた。








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