公明正大

エスペリアのすべてのエスパーは、共感の形であるグルミンについて、ひとつのことを認めていた。彼女には何か特別なものがあった。

それを言葉で説明するのは少し難しかったが、彼女の振る舞いにはいつも純粋さが感じられ、そのことが彼女を公平さと正義の生きた象徴へと導いていた。

なぜだろうか。なぜなら、他者への思いやりを感じることは、すべての人にとっての公平さを求める気持ちへとつながるからだ。

しかしグルミンはいつも、ほかの形たちと同じように、自分は生まれながらに与えられた才能を持っていなかったと言っていた。年月とともに積み重ねてきた経験の中で、ゆっくりと、そして日々少しずつ、彼女は今称賛されているその資質を育んできたのだ。

もちろん、より共感しやすいエスパーもいると彼女は認めていたが、それに向き合い、磨き続けることこそが大きな違いを生むのだと理解していた。

そして、平和と調和を目指すエスペリアにとって、公平で正しい振る舞いをすることは、すべてのエスパーが他者に示すことのできる手本だった。

「もし自分自身が公平で正しくあれないのなら、誰も代わりにそれをしてはくれない。」

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