考えてみれば、地球はただ太陽のまわりを回りながら宇宙を漂う岩にすぎず、その上に生命が存在しています。
それほど昔ではなく、人類はこの現実にすら気づいていませんでした。
今では、私たちはすべての生命と共通の大地を分かち合っていることを知っています。私たちが吸う空気、海、大地。
文明は他の存在を知らぬまま世界中に広がってきました。私たちの多くは、一生のあいだに他の文化と直接ふれあうことなく過ごすでしょう。
それでも私たちはみなつながっており、自然に与えられた傷はすべてに共有されます。
かつて「自然災害」と呼ばれたものは、その強さも頻度も増しています。もはや純粋に自然のものではなく、人間の影響を受けています。
地球はこれからも宇宙を進みつづけるでしょう、私たちがそこに生きていようといまいと。
危機にさらされているのは惑星そのものではありません。
危ういのは人類の未来なのです。
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