シャラは、魔法の国エスペリアから遠く離れた場所で、地球の創造を見届けることができました。
彼女は命が形を成していく様子に、好奇心と喜びで胸がいっぱいでした。何百万年もの時をかけて、自然がゆっくりと築かれ、生き物たちが成長し、共に生き、調和の中で暮らせる世界が生まれていくのです。
しかし地球には、魔法のカタチたちは自然には生まれませんでした。シャラは不安と興奮の入り混じった気持ちで見守っていました。何も知らないまま、一からすべてを学んでいく彼らが、どのように発展していくのかを。
そして彼女は驚きました。すべての人間は、小さな脳の奥深くに、魔法のカタチの種を宿して生まれてきていたのです。
その種がどのように育つかは、その子たち自身に委ねられていました。
だからシャラは見続けました—ときには悲しみながら、けれどもしばしば誇らしく、心を打たれながら—小さな彼らが、毎日一生懸命に生きようとする姿を。
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