なぜ生涯学習が当たり前になるべきなのか？
「C’est pas sorcier」（直訳すると「魔法じゃない」、つまり「難しくない」という意味のフランス語）は、1990年代に放送されたフランスの人気科学教育番組です。番組では、「サビーヌ」（サビーヌ・カンドゥ）と「フレッド」（フレデリック・クーラン）が世界を旅し、専門家にインタビューしながら、「ジャミー」（ジャミー・グルモー）に質問を投げかけます。ジャミーは、「マルセル」が運転するトラックの中の実験室から、模型や図解を使ってわかりやすく説明してくれます。ナレーションを担当するのは、画面には登場しない「小さな声」（ヴァレリー・ゲルラン）。この番組は、私が子どもの頃に大好きだったもので、多くのことを学びました。最近になって、ジャミーが同じスタイルで情報を発信しているInstagramアカウント「Epicurieux」を発見しました。
One Daily Taleでは、学び続けることは当然のこととして受け入れられるべきだと考えています。しかし、私自身、長い間この考えを持たず、自由時間をただの娯楽に費やしてしまっていたことを恥ずかしく思っています。現代では、技術が急速に進化し、異なる文化や言語との接触がますます容易になっています。この変化の激しい世界で生きていくには、学び続ける姿勢を持つことが不可欠です。私たちの世代は、携帯電話もパソコンもインターネットもない時代を知る最後の世代のひとつです。新しい世代はデジタル技術に囲まれて育ちましたが、それでもなお未知の領域が広がっています。特に人工知能（AI）の発展によって、今後の日常生活がどう変化するのか、まだ誰にもわかりません。
脳はどのようにして適応するのか？
人間の脳は、私たちを他の生物と一線を画す特別なツールです。脳は、神経可塑性（ニューロプラスティシティ）と呼ばれる仕組みにより、環境に適応する能力を持っています。この能力は特に25歳頃までが最も高いとされていますが、それ以降も適切な刺激を与えることで維持・向上させることができます。その鍵となるのが、脳を健康に保つ習慣です。もちろん、学び続けることは大切ですが、運動、人間関係の構築、新しい挑戦を受け入れることも重要です。「成長マインドセット」を持ち、知能は固定されたものではなく、誰でも成長できると信じることが、脳を最大限に活用する第一歩です。
情報過多の時代、どうやって正しい知識を得るのか？
現代社会では、情報が氾濫しています。しかし、その多くは本当に価値のあるものとは限りません。『サピエンス全史』の著者、ユヴァル・ノア・ハラリは、多くの情報が「ジャンク情報」であり、重要な知識を見つけるのが難しくなっていると指摘しています。それでも、かつて「C’est pas sorcier」がフランスの子どもたちに科学や歴史を楽しく教えたように、One Daily Taleは、脳を健康に保つための知識を発信しています。
あなたは生涯学習についてどう思いますか？デジタル社会は学びを助けるのか、それとも妨げるのか？ぜひコメントで意見をお聞かせください！
#tales-posts-ja
コメントを残す