「One Daily Tale」となるプロジェクトに最初に取り組み始めたとき、私はまず、「神経可塑性(ニューロプラスティシティ)」こそが、より良い世界への鍵だという考えに取り憑かれていました。
その背後にあるシンプルな発想はこうでした:
脳が健康になれば、自分自身や周囲の世界に対する意識が高まる、ということです。
もし十分な数の人々が同じ道を歩めば、ドミノ効果のように「健康な脳」のムーブメントが生まれ、それがやがて「自然な」新しい潮流になるだろうと。
より良い世界をつくる上で環境が重要な要素であることは明白でしたが、当時の私は、気候に関する現実的な状況をまだ把握していませんでした。
ジャン=マルク・ジャンコヴィチ氏のわかりやすい解説のおかげで、資源の限界、エネルギーと経済発展の密接な関係、そして「節度(抑制)」を新しい常識とする必要性を学びました。
節度(せつど)。
それこそが、私の思考に欠けていた最後のピースでした。
節度こそが、健康な脳とクリーンな地球を結びつける「失われていたリンク」だったのです。
今でははっきりと理解しています。地球という物理的に限られた存在を考慮すれば、節度は欠かせません。
そして、脳の健康を目指す生き方は、自然と節度へとつながっていくのです!
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