時と宇宙の始まりからずっとひとりだったシャラは、エスペリアがゆっくりと形を成していくのを見て、喜びに満ちあふれました。
同時に、風のグルミン、水のヴァティ、火のファヤ、大地のケンコウ、そして雷のエクレアという五つの元素の「かたち」も生まれました。
もし地球の人々がエスペリアを見ることができたら、魔法がすべての命に流れている世界に驚くでしょう。川から丘に至るまで、自然は豊かで、魔獣や動物たちが自由に歩き回っています。
そして「七つのかたち」を受け入れ、スターダストを高度に育てた魔法の存在——エスパーたちもそこに住んでいます。
彼らはよく星空を見上げながら、宇宙のどこかに他の命が存在するのか、もしそうなら、彼らもまた星を見上げて、平和と調和の中で時を楽しんでいるのか、と想いを馳せていました。
その問いの答えが「地球」という惑星でした。けれど、彼らはまだ知りませんでした……命がむなしく浪費され、自然が汚されることもあるということを。
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