共感のカタチであるグルミンは、どのエレメントであっても平和な社会の象徴となるという、極めて困難な使命を託されていた。
これまで、それぞれのエレメントのエスパーたちは、他者を潜在的な脅威として見てきた。だからこそ、他者への信頼に対する考え方を根本から変えることが不可欠であるように思えた。
「最初から恐れるのではなく、最初から信じてみたらどうだろう?」
彼女はそう考えた。
信頼は、どのエレメントであっても、誠実で長く続く絆を築くことを可能にする。
しかし、その信頼はとても壊れやすい。
生命の源であるエーテルが何百万年もの歳月をかけて生まれたように、信頼もまた、何年、あるいは何世代もの時間をかけて築かれる。
しかし、魔法の使用によってエーテルが瞬く間に消費されてしまうように、信頼もまた、一瞬で壊れてしまうことがある……
「だからこそ、すべてのエスパーの中にあるスターダストが欠かせないのです。それを育てれば、その光は自分自身の影を映し出し、他の人たちもまた、その影を心の中に抱えていることを受け入れられるようになります。」
一人ひとりがスターダストを育てるために必要な努力を重ねることで、信頼は与えやすく、守り続けやすいものとなる。そして、信頼を根本的な価値として大切にする人々の共同体が生まれていく。








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