友人に勧められて、興味をそそられたので、幸村誠の漫画『宇宙兄弟』を読んでみました。タイトルが示す通り、この物語は幼い頃から宇宙に行くことを夢見ていた二人の兄弟を中心に展開されます。弟の日々人はJAXAの宇宙飛行士として成功しますが、兄の六太はその目標を達成できていません。しかし、六太は新たな宇宙飛行士を育成するJAXAの訓練プログラムに招待される手紙を受け取り、人生が転機を迎えます。シリーズでは、彼が夢を再燃させ、弟と同じように目標を達成しようとする姿が描かれています。
兄弟間の競争心、情熱、そして宇宙や未知への愛といったテーマが、この漫画をとても魅力的で共感を呼ぶものにしています。
共感できる主人公：六太の旅
兄の六太は、非常に共感できるキャラクターとして際立っています。多くの人が彼と同じように、大きな夢を抱きながらも人生の中でそれを見失った経験があるのではないでしょうか。弟が成功する姿を目の当たりにし、嫉妬と喜びが交錯する感情は、多くの人に理解できるものです。
しかし、この物語は深い真実を明かしてくれます。六太の苦悩は、弟との競争に起因するものではありません。彼が抱える問題の本質は、人生の出来事により自身の夢を忘れてしまったことにあります。宇宙飛行士の訓練プログラムは彼の情熱を再び燃え上がらせ、彼が停滞した状態を乗り越え、学び、真の情熱に向かう姿に応援したくなります。
私たち全員への教訓
私たちは誰か、兄弟、親、友人など、自分より優れているように見える人の影に生きることがあります。この比較は特に若い頃に強く影響します。成長中の脳は周囲の人々を模倣し、尊敬するようにプログラムされているからです。他者の模倣が刺激となる一方で、自分を駆り立てるものを見つめ直すことも重要です。
保護者として、言葉だけでなく行動で子どもたちに影響を与えます。彼ら自身の個性や情熱を探求することを促すことで、彼らの成長を支援することができます。
宇宙の広大さと脳の不思議
『宇宙兄弟』の宇宙というテーマは謙虚さをもたらします。宇宙の広大さは私たちの小ささを思い出させ、私たちが目にする多くの星が既に存在しないことを知ると、その思いはさらに強まります。この反省は、最も限られた資源である時間にも及び、脳の健康のために良い習慣を作る重要性を強調します。
宇宙が広大であるように、私たちの脳も同様に驚異的です。毎秒、数十億の神経相互作用が起こり、人間としての能力を私たちに与えています。脳を養う習慣を育てることで、日々進歩を遂げ、自分の最高の姿に近づくことができます。
あなたを駆り立てるものは何ですか？
六太のように、誰かの影に隠れていると感じたり、自分の夢を見失ったことがありますか？本当に自分を駆り立てるものと再びつながるにはどうしますか？ぜひ考えを共有し、お互いにインスピレーションを与え合いましょう！
#tales-posts-ja
コメントを残す