グルコがまだとても幼くて、ルナおばあちゃんからたくさんのことを学んでいたころのこと。
エスパーたちの暮らし方や、エスペリアが調和の土地であるということを学んでいたのです。
でも、どうしても理解しにくいことが一つありました。
それは、人間の瞑想に少し似たようなものでした。
「エクレアの種を育てる道は、やっぱり一番難しいのよ」と、ルナおばあちゃんは言いました。
「でも、何でもそうだけど、練習すればするほど上手になるわ。」
そして、やさしく続けました。
「瞑想はね、自分が宇宙の一部であることを認める時間なの。今という瞬間を大切にして、七つのかたちに感謝を捧げるのよ。」
だからこそ、自分の身体がどう感じているか、思考がどんなふうに波のようにやってきては去っていくかを、静かに聞く時間なのです。
時には穏やかに、時には強く。
「そうやって、エクレアの種が育つんだよね?」とグルコが聞きました。
「その通りよ。」とルナおばあちゃんは、いつもの安心できる笑顔で答えました。
「ぼく、瞑想けっこう好きだよ!」とチャチャが言いました。
「でもね、よく寝ちゃうんだ〜。」
みんなで、くすくす笑いました。
コメントを残す