チャチャはグルコとともに、地球上のさまざまな歴史書を読みながら、何千年にもわたる人類の進化を調べていた。
彼が衝撃を受けたのは、たった約二世紀、産業革命の始まりからという短い間に、世界が節制をすぐに忘れ去り、物は何十億と数えられるようになり、多くのことが瞬時にできるようになったという事実だった。
そして、この急激な変化が引き起こした気候変動についても考えた。人間社会と地球温暖化の関係が理解されている今、解決策を見つけ、未来の世代が「まともな」生活を送るためには、節制へと立ち返ることが避けられないと、彼には自然と思えた。
地球の現状について多くを学んだグルコは、人類が自ら招いた破滅に気づかずに、いまだに同じように振る舞っていることにショックを受けた。
二人は見つめ合い、こう言った。「もし人々が7つのカタチのことを知っていたら…」
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