ルナおばあちゃん

ルナおばあちゃんには、不思議な雰囲気がありました。あたたかい笑顔と優しい目は、グルコが少し寂しくなったり悲しくなったりした時、いつも安心させてくれました。

でも、ルナおばあちゃんは時々、少しもの悲しそうに空を見つめることがありました。けれど、グルコが部屋に入ってくると、その繊細な顔にはすぐに明るい笑顔が戻ってきたのです。

それを「年齢の知恵」と呼ぶ人もいましたが、ルナおばあちゃんはそんなことを考えていたわけではありません。ただ、グルコと一緒に過ごす時間が大好きだったのです。グルコはまるで生きている輝く太陽のように、小さなリビングルームを明るく照らしてくれていました。

木でできた小さなシャレのような家。今、グルコは2階の自分の部屋で休んでいて、チャチャがくつろげる小さな場所も作ってありました。ルナおばあちゃんは、本を読んだりクラシック音楽を聴いたりするのが好きでした。

彼女はグルコに「ワン・デイリー・テイル」のことを教えてくれて、それが世界を変えるかもしれないと伝えていました。

そして彼女は、もうすぐ自分の物語をもっと話す時が来ることを、わかっていたのです…

共有したいですか?


コメント

コメントを残す


最新の物語

  • 愚者一得

    愚者一得

    今日の教えの中で、ヴァティ、知恵のカタチは、大切なことを思い出させようとしていた。 これまでエスパーたちの強さを支えてきたのは、魔法でも、知性でも、身体の力でもなかった。 エスパーたちをそのような偉業…

    続きを読む

  • 明暗両面

    明暗両面

    アトマ、バランスのカタチを象徴する色は、海を思わせる深い青だった。 その波の満ち引き、上がり下がりは、いまやバランスと結びついたイメージとなっていた。 一直線とはほど遠く、あらゆるものには良い面と悪い…

    続きを読む

  • 往事渺茫

    往事渺茫

    エスパーにとって、もし苦手なことがあるとすれば、それは時間の無常を感じることだった。 過去であれ未来であれ、現在やその近くにないものはすぐに抽象的となり、物語という形をとるようになる。 それらの物語は…

    続きを読む

  • 一味同心

    一味同心

    エスペリアにとって、それはスターダストの発見であり、カオス戦争の終わりにすべての者へ明かされたその出来事こそが、エスパーたちがついに協調して行動するきっかけとなった。 実際、長年にわたり、技術の進歩や…

    続きを読む

  • 義理人情

    義理人情

    エスパーたちは、彼らの惑星において意識を持つ唯一の存在ではなかった。動物や、さらには植物さえも、それを発達させていた。 ヴィンジェルは、小さな犬のような姿をした生き物だった。母を失った後、彼は絶望に沈…

    続きを読む

  • 精神修養

    精神修養

    日々の心の鍛錬の厳しさを自由への制約だと考える者もいたが、健康のカタチであるケンコは、良い健康とは身体だけでなく、心にもあるものだとよく思い出させていた。 こうして、エスペリアをより健やかな基盤の上に…

    続きを読む

  • 着眼大局

    着眼大局

    シンバは、エスペリアの社会の片隅で暮らしている小さなサルだった。エスパーではなかったが、彼もまた意識を育み、異なるエレメントの五つの言語を学んでいた。 異なる視点から世界を見ていた彼は、なぜ五つのエレ…

    続きを読む

  • 共存共栄

    共存共栄

    グルコの小さなカモノハシの仲間であるチャチャは、毎日考え、書き続けていました。 これまでの彼の歩みはかなり波乱に満ちたものでしたが、だからこそ世界全体を見渡す今の視点を持てるようになったのです。 彼は…

    続きを読む