一日一善

時のカタチであるシャラは、時と宇宙を越えて、数多くの文明が生まれ、そして消えていくのを見てきた。

惑星エスペリアとそこに住むエスパーたちも、数ある文明の一つだったが、特別な点があった。混沌の戦争の終わりに、エスパーたちは自分たちのスターダストの存在に気づいたのである。

文明は個々の存在によって成り立っており、より健やかで目覚めた個人こそが、自分たちの姿を映した社会を形作っていく。

これは、ますます多くのエスパーたちに共有される考えとなり、やがて彼らは新しい規則を導入しようと決めた。それは、一日一つの善い行いをするという義務だった。

この規則はとても自然なものに思えた。なぜなら、それはスターダストの働きに関わっていたからである。毎日は、それを育てるための新しい機会なのだ

そして、善い行いは受け取る者だけでなく、行う者にとっても良い影響をもたらす。

複雑なことは何も必要なかった。たとえば、ただの笑顔でさえ、大きな力を持っている。部屋全体の空気を変え、少し元気のなかったエスパーたちを一瞬で明るくすることができるのだ。

一日一善を、文明全体の規模で行ったとしたら……それが数週間、数か月、数年と続いたら、どのような変化が生まれるだろうか。

それは、あなた自身で考えてみてほしい…

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