この惑星に住むすべてのエスパーにとって、五つのエレメントは一つの大きな全体の一部にすぎず、自分たちは皆、同じ一つの種に属する存在であると理解することは、まだ難しいことだった。
何世紀にもわたる争い、互いを野蛮人と呼び合い、相手の文明を遅れたものだと恐れてきた歴史は、一夜にして人々の心から消えるものではなかった。とりわけ、他者への恐れをあおる憎しみの言葉が、今なお惑星中の日常にあふれていたからである。
カモノハシの友達、チャチャは、この問題は教育がこのテーマについて変わらない限り、避けられないものだと考えていた。
実際、それぞれのエレメントが自らの主権だけを掲げ続けるなら、他者への恐れを生み続け、自分たちの権威を相手に示そうとし続けるだろう。
もちろん、違いは存在する。けれど、その違いを超えた先には、ただ一つの同じ種がある。
そして、その事実が発見されたのは、ごく最近のことだった。
ほかの多くの発見と同じように、人々は考え方を変える努力を重ねなければならなかった。そうして初めて、自分自身のエレメントだけでなく、ほかのエレメントに対しても、より自然に思いやりの心が育まれていくのだ。
「今や、エレメントに関係なく、皆が力を合わせなければ解決できない世界規模の問題が存在する。だからこそ、一刻も早く解決策を見つけるために、ともに行動しようとすることが避けられない。
時間はもう残されていない……
ここ数年にわたる魔法の過度な使用は、この惑星の生態系に取り返しのつかない傷を与えてしまった。
そして、混沌の戦争以前と同じ道を歩み続けても、状況は決して良くならない。」
彼は、未来の世代の行く末を案じながら、そう思っていた。









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