小さなレッサーパンダの仲間であるジョリコは、健康の大切さを理解するようになっていた。それは身体的な健康だけでなく、心の健康についても同じだった。
彼は少しずつ、長年にわたって自分をむしばんできた依存症から距離を置くことに成功していた。そしてそれは、自分が生きる世界の現実を理解することからも遠ざけていたものだった。
彼はついに目を開き、世界を見るようになった。そして、それによって社会の幻想を見抜けるようになった一方で、悲しみの渦へと引き込まれてしまった。
なぜなら、未来の世代を本当に思う者にとって、世界の現状を受け入れることは決して簡単なことではなかったからだ。
増え続ける争い、そして魔法の過度な使用によって環境に与えられている被害に対する無関心。それらすべては、状況を本当に理解した者を深い落ち込みへと追い込むほどのものだった……
しかしその一方で、日々懸命に努力している人々の姿も見ることができた。
彼は、自分と同じように問題を理解し、それに立ち向かおうと決意する者たちがいることをよく知っていた。
一人では何もできない。どれほど強大なエスパーや、どれほど強力な魔法であっても、一瞬で文明全体を変えることはできない。
だが、彼は一人ではなかった。必要なのは、ともに歩む仲間たちを見つけることだけだった。そして皆が力を合わせれば、一つの共同体が生まれるのだ。









コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。