無邪気さが女王だったなら

混沌戦争前のエスパーたちの文明がどのように振る舞っていたのかを見ていると、彼らは皆、破壊的な狂気に取りつかれていたか、あるいは他者を犠牲にしてでも、何としてでも自分の利益を得ようとしていたのではないかと思えてしまう。

けれど実際には、ほとんどのエスパーたちは、ただ毎日を生きるために精一杯努力していただけだった。

そしてその中には、自分たちが暮らす社会の影響を受けながらも、まるで子どものような無邪気さを、ときに保ち続けていた者たちもいた。

もし、この無邪気さが女王だったら?

分かち合い、大切にするべき価値として、この世界の物理的な現実と、より調和した社会のために掲げるとしたら?

なぜなら、もちろん子どもたちの無邪気さを見ることもそうだが、多くの「大きな子どもたち」の無邪気さを見ることも、私たちが生きる世界の本当の姿について考えさせてくれるからだ。

そして、子どもたちに自然に備わっているものの、その後ますます失われていくこの無邪気さを守ろうとすることこそが、責任を引き受けるということの本当の意味なのではないだろうか?

もし無邪気さが女王なら、誰もが王になれる。

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