7つのカタチが存在しない世界では、人類は知識も意識も持たずに進化しなければなりませんでした。
これが「強者生存」に基づく世界の始まりとなり、身体的な力が生き残るための自然な手段となったのです。人々はコミュニケーションの方法を知らず、互いに信頼することもできず、本能的に他者を恐れていました。
世界の進化、そして自らの進化を知らなかったために、自分たちがたった一つの種であること、同じ地球を分かち合っていること、資源には限りがあること、そして自然と調和して生きることが根本的な鍵であることに気づいていませんでした。
このことは、人々が暴力を当たり前のものとして誤解する原因となり、やがて力の違いから父権的な序列が生まれました。それは、男女の単純な身体の違い、そしてそれに対する単純な解釈に根ざしていたのです。
残りは歴史ですが、歴史は決して運命ではありません。
物事はいつでも変わることができるのです…。
「悲しいお話だね、ルナおばあちゃん…」
「そうね。でも希望はあるのよ。7つの種がこの地球のすべての人間の中で育っていく限り。だからこそ、人間は皆、地球で果たすべき役割を持っているの。」
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