節度

混沌の戦いが終わる前、エスパーたちの間には「節度」という概念はほとんど存在していなかった。

彼らは魔法を使い、互いに戦うことに時間を費やし、その結果を理解していなかったのだ。

しかし、均衡のカタチであるアトマの誕生が、エスペリアの生き方を変えた。

そして七つのかたちは、再生した世界の基盤に節度を中心の原理として据えた。

なぜか?

それは、エーテルの流れ、スターダスト、そして影の存在がすべてのエスパーに理解され、共有されたとき、以前の無秩序なリズムが彼ら自身の滅びを招くことが明らかになったからだ。

節度を失えば、エーテルの流れは断たれ、すべての命の源が永遠に失われる。

より明るくスターダストとともに、節度は自然なものとなる。
一日の中の調和と健やかな習慣が、日々の生活の核心となるのだ。

コメント

コメントを残す


最新の物語

  • 純情可憐

    純情可憐

    私たちの友人であるカモノハシのチャチャと、風の谷の若きエスパーであるグルコとの出会いは、彼の中に埋もれていた思いやりを呼び覚ますきっかけとなった。 グルコは純粋で無垢であり、そのことが彼女に魅力的な美…

    続きを読む

  • 愚者一得

    愚者一得

    今日の教えの中で、ヴァティ、知恵のカタチは、大切なことを思い出させようとしていた。 これまでエスパーたちの強さを支えてきたのは、魔法でも、知性でも、身体の力でもなかった。 エスパーたちをそのような偉業…

    続きを読む

  • 明暗両面

    明暗両面

    アトマ、バランスのカタチを象徴する色は、海を思わせる深い青だった。 その波の満ち引き、上がり下がりは、いまやバランスと結びついたイメージとなっていた。 一直線とはほど遠く、あらゆるものには良い面と悪い…

    続きを読む

  • 往事渺茫

    往事渺茫

    エスパーにとって、もし苦手なことがあるとすれば、それは時間の無常を感じることだった。 過去であれ未来であれ、現在やその近くにないものはすぐに抽象的となり、物語という形をとるようになる。 それらの物語は…

    続きを読む

  • 一味同心

    一味同心

    エスペリアにとって、それはスターダストの発見であり、カオス戦争の終わりにすべての者へ明かされたその出来事こそが、エスパーたちがついに協調して行動するきっかけとなった。 実際、長年にわたり、技術の進歩や…

    続きを読む

  • 義理人情

    義理人情

    エスパーたちは、彼らの惑星において意識を持つ唯一の存在ではなかった。動物や、さらには植物さえも、それを発達させていた。 ヴィンジェルは、小さな犬のような姿をした生き物だった。母を失った後、彼は絶望に沈…

    続きを読む

  • 精神修養

    精神修養

    日々の心の鍛錬の厳しさを自由への制約だと考える者もいたが、健康のカタチであるケンコは、良い健康とは身体だけでなく、心にもあるものだとよく思い出させていた。 こうして、エスペリアをより健やかな基盤の上に…

    続きを読む

  • 着眼大局

    着眼大局

    シンバは、エスペリアの社会の片隅で暮らしている小さなサルだった。エスパーではなかったが、彼もまた意識を育み、異なるエレメントの五つの言語を学んでいた。 異なる視点から世界を見ていた彼は、なぜ五つのエレ…

    続きを読む