絶体絶命

その日の授業のために、ファヤはエスパーたちに、自分の命が危険にさらされるような絶望的な状況を考えてみるよう求めた。

激しい魔法の戦いの後に重傷を負う場面を思い浮かべた者もいた。魔法がまったく使えず、限られた資源しかない無人島に取り残された自分を想像した者もいた。

ファヤは言った。「ここでの目的は、そうした状況で自分に何ができるのかに目を向けることです。」

「どういう意味ですか?」

「普段、命がかかっていないとき、あなたたちは自分の力をすべて使おうとはしません。それが私たちの自然な在り方です。」

「しかし、状況が絶望的になると、その制限は外れます。ほかに選択肢がなく、命が危険にさらされているからです。」

「では、成長するために、そうした状況に自ら身を置くべきなのでしょうか?」と、少し怯えたエスパーが尋ねた。

「とても良い質問です。今のエスペリアは平和なので、そんな状況が毎朝起こるわけではありません。ですが、追い詰められたときにこそ意志の力は大きく育つのだと覚えていれば、新しい挑戦に踏み出し、困難に立ち向かうことができるようになるでしょう。

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