雷の国からやってきた小さな仲間のサル、シンバは、意識について少しずつ、よりはっきりと見えるようになってきていた。
それは神秘的なものだった。今では惑星のエスパーたちにとって生まれながらに備わっているように思えた一方で、育てていく必要もあるものだった。
いくつもの意識の段階が存在するようだと感じていたものの、それまでのシンバは、理解してからというもの、目には明らかになっていたある矛盾をまだ指摘していなかった。それは、個人の合理性が集団の規模になると、しばしば非合理的なものへと変わってしまうということだった。
自分自身の利益のために行動することは、個人の尺度ではまったく普通で自然なことだ。
しかし、社会全体への影響という視点から見ると、その行動自体はまったく正当なものであっても、ときに集団としての合理性と矛盾するものになってしまう。
物事を世界規模でより良くするために、個人的な意識だけでなく、集団的な意識も育てていくこと。それこそが、ようやく真に現代的な社会を築くための支点となりつつあった。
しかし、自由や成功の基準が、ますます個人主義や、個人だけを基準とした合理性の先鋭化と結びついている世界では、それは簡単なことではなかった。
ほとんど正反対ともいえる二つの側面。それでも、人々の間の結びつきを保とうとするためには、その両方が存在しなければならなかった…
カオス戦争は、集団的合理性への意識がほとんど存在していなかったことを、またもや示していた。
七つのカタチは、One Daily Taleとともに、この状況を変えることができるのだろうか?
確かなことは何もなく、その結果が見えるのは未来になってからだった…








コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。