カオスの戦争の終わりに発見された、風のエレメントの伝説のアーティファクトは、「風の鏡」と呼ばれていました。
ほかのアーティファクトと同じように、誰でもそれを手に入れることができ、新しいエスペリアでは、すべてのエスパーに五つのエレメントのアーティファクトを手に入れることさえ勧めていました。それは、自分自身をより深く知ることができる、通過儀礼の旅でもありました。
風の鏡ができることは、シンプルでありながら、とても役に立つものでした。それを使う者の内なる感情を映し出すのです。
エスパーは、一日の中でも、その気分や出来事、会話によって、感情が大きく揺れ動くことのある生き物でした。
だからこそ、自分の感情に応じた反応を理解することは、緊張が高まったときにその場の空気を穏やかにしたり、困難なときに、より多くの喜びをもたらしたりするために、とても大切でした。
風の鏡は、すべてのエスパーの中に存在するこの部分、つまり影の領域に属する感情を、より簡単に感じ取ることを可能にしたのです。
この影は、善でも悪でもありません。
しかし、それが存在することを知り、そしてその影と向き合い、受け入れることが、エスペリアを再建するための基礎となっていったのです。









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