ジレンマを認識する

七つのカタチが自らに課した挑戦は、決して簡単なものではなかった。人口と生態系の大部分を壊滅させた戦争のあとに文明を再建しようとすることは、ほとんど乗り越えられないほどの困難に思えた。

しかし、いくつかのことは変わっていた。そしてそこに、ようやく現代的な行動を取る社会への希望があった。

誰もがスターダストの存在を知り、そしてアトマ、均衡のカタチの存在を知ったことによって、世界中のエスパーたちは、過去にもすでに存在していたものの、見過ごされていたジレンマを、ようやく認識できるようになった。

魔法の使用は、惑星の生態系に何の影響も及ぼさないわけではなかった。そのため、これまでにもたらされた恩恵をできるだけ残しながら、その使用をどのように規制するべきかを考える必要があった。

同じように、個人にとって合理的な選択が、公共の利益と完全に矛盾することもある。そして、そこにもまた、ジレンマが生まれる。

「自分自身のために行動すれば、それが一つの文明全体に影響を及ぼすかもしれない……」

そこには、ある種のバランスを見つける必要があるように思えた。

そして、そのために重要な役割を果たすのが、一人ひとりに固有のスターダストの成長だった。

一人ひとりの努力によって、対話は生まれる。

そして今、誰もがジレンマを認識できるようになったのなら、あとはそれに立ち向かうだけだった。

エスパーたちは歴史の中で、何度もそれを証明してきた。追い詰められ、背水の陣に立たされたとき、彼らは解決策を見つけることにとても長けていた。

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