一味同心

エスペリアにとって、それはスターダストの発見であり、カオス戦争の終わりにすべての者へ明かされたその出来事こそが、エスパーたちがついに協調して行動するきっかけとなった。

実際、長年にわたり、技術の進歩や魔法の習得さえもが多くの困難な作業を子どもの遊びへと変えていたにもかかわらず、歴史の慣性と、この惑星の主要な領域を構成する五つのエレメントに内在する分断は、エレメント同士のほとんどの対話を無意味なものにしていた。

エスパーの民の統一を示すいくつかの真実がようやく理解されていたとしても、それは多くの者にとって抽象的で、ほとんど現実味のないもののままだった。

魔法の使用によって惑星の生命の源であるエーテルを操る力を得たエスパーたちは、次第に自らの環境から距離を置くようになっていった

常により多くを、常により速く求めて。

魔法は彼らに、わずか数年で社会を飛躍的に発展させることを可能にした。

しかし、魔法の使用が惑星の生態系に深刻な影響を及ぼすことを理解していたとしても、終わりなき欲望は彼らの精神の健康よりも優先されてしまっていた。

そしてカオス戦争が一時的に心を目覚めさせたとしても、それは精神の健康を即座に取り戻させるものではなかった。

そのためエスパーたちは、この思いがけない目覚めを心に留め続ける必要があった。それは彼らにとって予期せぬ機会であり、より明るい未来のために、ついに協調して行動するためのものだった。

コメント

コメントを残す


最新の物語

  • 興味津津

    興味津津

    エスペリアの大図書館では、意志のカタチであるファヤが主導する講演会が開かれていた。 火の小さな犬であるヴィンジェルは、偶然そこを通りかかり、中をのぞいてみた。 彼はファヤが次のように語るのを耳にした。

    続きを読む

  • 希望を持ち続ける

    希望を持ち続ける

    小さなレッサーパンダの仲間であるジョリコは、健康の大切さを理解するようになっていた。それは身体的な健康だけでなく、心の健康についても同じだった。 彼は少しずつ、長年にわたって自分をむしばんできた依存症…

    続きを読む

  • 現実認識

    現実認識

    小さな電気ロボットのロボカは、この惑星のエスパーたちの一般的な考え方を最もよく表している存在だった。 エスペリア中で魔法によって生み出された娯楽や新しいメディアに完全に夢中になっていたロボカには、もは…

    続きを読む

  • 意思疎通

    意思疎通

    いつものように、チャチャはエスペリアの現在の社会について考え、それを皆にとってより公正で調和の取れたものにする方法を思い巡らせていた。 考え事にふけっていると、風のエレメントを持つエスパーの友人グルコ…

    続きを読む

  • 知者不惑

    知者不惑

    ヴァティが知恵のカタチとなった時、彼女は深い謙虚さに満たされると同時に、自分や他の七つのカタチの前に立ちはだかる途方もない使命に対して、混乱も感じていた。 「私たちには、この世界を、すべての人にとって…

    続きを読む

  • 是非善悪

    是非善悪

    七つのカタチにとって、ようやくすべての者にとって公平な社会を築こうとすることは、決して簡単なことではありませんでした。 何世紀にもわたって築かれてきた仕組みの惰性であれ、それを構成する人々の意識の惰性…

    続きを読む

  • 飛花落葉

    飛花落葉

    混沌の戦争は、少なくとも一つのことを明らかにした。それは、命の儚さだった。 この戦争が惑星にもたらした影響は、かつてないほど深刻なものだった。 なぜなら、魔法の使用は、エーテルと呼ばれる惑星の生命の源…

    続きを読む

  • 閑雲野鶴

    閑雲野鶴

    空に穏やかに漂う雲のように、あるいは自由で無邪気な自然のように、物質世界から離れた生き方がエスペリアではますます好まれるようになっていた。 魔法の過度な使用は、確かに気候を永久に不安定にし、惑星の生命…

    続きを読む