エスペリアはゆっくりと、しかし着実に、今では誰の目にも正しいと思える土台の上に再建されつつあった。
スターダストとその存在は広く受け入れられるようになり、それぞれのエスパーが自分自身のアーティファクトを取り戻すために歩まなければならない通過儀礼の旅も、七つのカタチが夢見ていた以上の速さで、人々の暮らしの中に定着していた。
魔法はエスパーたちにより多くの自由な時間を与えてくれたが、その時間を上手に使う方法まで自然に教えてくれたわけではなかった。
そして今、エスパーたちは一度に一つのことしかできないのだと理解されるようになり、自分の時間をどのように使うかを選ぶことの大切さもまた、話し合われるようになっていた。
だからこそ、一人ひとりが良心に従って、自分自身の幸福のために行動することと、共同体のために行動することとの間で、何が大切なのかを見極めなければならなかった。前者は自分自身の幸福のために欠かせないものであり、後者もまた、本当の意味で「現代的」と呼べる文明をようやく築こうとするために、同じように欠かせないものだった。
時間のアーティファクトである虹色の砂時計は、そのとき、ますます大きな意味を持つようになっていた。それはエスパーたちが、このうえなく抽象的な概念である「時間」を、より深く捉える手助けをしていた。
なぜなら、自分たちの文明の未来について考えることもまた、彼らの責任の一部だったからだ。たとえ彼ら自身が、その未来を見ることは決してできなかったとしても…




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