天涯比隣

チャチャは、お気に入りのカモノハシとして、大胆な考えを抱いていました。

「もし社会の調和が、国境を越えて結ばれる心という考えの上に成り立っているとしたら…」

長い年月の間、地球上に存在する他の人々のことを知らなかったことが、「他者」への恐れを生み出していました

世界中のあらゆる言語の中で、自分たちの仲間に属さない存在を表す言葉として、「野蛮人」という言葉が生まれました。

しかし、ある者にとっての野蛮人は、別の者にとっての野蛮人でもあるのです…

五つのエレメントが、実際には一つの全体を構成する一部分にすぎないという気づきは、まだ新しいものでした。そのため、エスパーたちは、文化の違いによって作られた、けれども本当は想像上の壁を自然に越えて考えることができませんでした。

なぜなら、理解できない相手を、どうすれば信頼できるのでしょうか?

理解しようとするならば、まず正しい問いを持ち、先入観で判断せず、自分の思い込みや偏見に囚われないことが必要です…

たくさんの努力が必要ですよね?

だからこそ、チャチャは、国境や違いを越えて一つにつながる文明という考えを、毎日のように共有し、語り合うことが大切だと考えていました。

それによって、誰もが自分のエレメントの仲間と同じように、別のエレメントの個人にも共感を抱くことができるように…

共有したいですか?


コメント

コメントを残す


最新の物語

  • 多情仏心

    多情仏心

    エスパーたちによる魔法の日常的でありふれた使用は、すべての者が共有する彼らの惑星との関係だけでなく、彼ら同士の関係も変えてしまった。 それは一夜にして起こったことではなく、日を追うごとに魔法の使用が強…

    続きを読む

  • 臨機応変

    臨機応変

    エスパーたちは今、大きな問題に直面していた。これまで気づかぬうちに、彼らは少しずつ環境を傷つけながら、惑星の生命エネルギーであるエーテルを消費していたのだ。 彼らは、自分たちのエレメントの魔法の使用が…

    続きを読む

  • 取捨選択

    取捨選択

    一見すると明らかなことのように思えても、問題について深く考えたことがなければ、それは時に存在しないかのように見えなくなってしまう。 それでも、五つのエレメントの間で起きた混沌の戦争の後、とりわけ深刻な…

    続きを読む

  • 一日一善

    一日一善

    時のカタチであるシャラは、時と宇宙を越えて、数多くの文明が生まれ、そして消えていくのを見てきた。 惑星エスペリアとそこに住むエスパーたちも、数ある文明の一つだったが、特別な点があった。混沌の戦争の終わ…

    続きを読む

  • 人心一新

    人心一新

    混沌の戦争の後に起きた生態系の大災害は、魔法を使う力を持つ存在であるエスパーたちにとって、大きな転機となった。 しかし、その魔法には代償があり、その代償はエスペリアの生態系に深刻な影響をもたらしていた…

    続きを読む

  • 初志貫徹

    初志貫徹

    エスペリアを健全な基盤の上に再建する方法について考え始めたとき、七つのカタチは多くの問題に直面していた。平和と調和の中で生きる社会を全体として考えることは、もちろん簡単なことではない! また、各エレメ…

    続きを読む

  • 腹八分目

    腹八分目

    魔法があふれ、惑星の資源の限界という考えがしばしば理解されず、現実がたびたび隠されていた世界では、健康的な食事もまた解決すべき問題となっていた。 それは、五つのエレメントの争いが何世紀にもわたって続い…

    続きを読む

  • 大所高所

    大所高所

    もし雷のエレメントのエスパーたちが何か一つのことで知られていたとすれば、それは全体を見渡す視点を持つ力であった。 エレメントそのものの本質はいまだに探求すべき謎として残っていたが、雷のエレメントを育て…

    続きを読む