エスペリアのすべてのエスパーの子どもたちに共通していたものが一つあるとすれば、それは、新しいことを素早く学び、学んだ価値観を生涯にわたって心に残す、自然な能力だった。
もちろん、そうした価値観は時とともに変化していくこともある。けれど、まだ価値観を身につけていない子どもが、最初に学ぶのはどんな価値観だと思う?
多くの場合、それは自分が暮らす土地のものと、周りにいる大人たちのものだ。
エスペリアでは、五つのエレメントの土地が、それぞれのエレメントに固有の価値を重んじていた。
水には、知恵。
風には、共感。
雷には、意識。
大地には、健康。
火には、責任。
戦後のエスペリアは、エスパーの文明を大きく変えることになる一つのことを、ようやく明らかにしていた。それは、スターダストには、この五つの価値をバランスよく育てることが必要だということだった。
だからこそ、一つには、それぞれの土地が自分たちのエレメントだけを主要な価値として掲げないようにすること、そしてもう一つには、子どもたちに対して、ときには意図していなくても、大きな影響を与えている大人たちに働きかけることが必要だった。
なぜなら、子どもたちはよく、まねをすることで学ぶからだ。
そして、子どもたちが最初にまねをするのは誰だろう?
もちろん、自分たちの親だ…








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