エスペリアが新たな基盤の上に再建され、よく考えれば当然とも思えるものが築かれた今となっては、カオスの戦争が起こる直前の世界を思い返すことは、まるで現実ではなかったかのように思えた。
「どうして、僕たちはあんなふうに振る舞うことができたんだろう?」遠くない過去の歴史を学びながら、ある若いエスパーは信じられないという表情でそう考えた。
「惑星にこれほどの被害をもたらし、さらに多くの命まで奪った、あの戦争にまで至る必要が本当にあったのだろうか?」別のエスパーが自問した。
それは答えることの難しい問いだった。出来事が過ぎ去ったあとなら、その結果を振り返ることは簡単だ。しかし、自分たちの行動がもたらす結果を先に考えることは、エスパーたちにとって自然な考え方ではなかった。彼らは、直接的で目の前にある結果を見ることに、はるかに気を取られていた。
カオスの戦争は避けることができたようにも思えたが、エスペリアの再生を可能にしたのもまた、特別な出来事だった。それは、この惑星の姿を変えることになる、あの希望の光の発見だった。
それがすべてのエスパーの中に存在し、それを育てることで、一人ひとりが自分の影を感じ取り、そしてその影と向き合い始めることができると理解したことは、それまで自然に対しても、自分たちの社会に対しても、自らの行動がもたらす結果に盲目だった彼らの文明を、根本から変えていった。
「どれほど多くの人々が、意味のない戦争で命を落としたことだろう。どれほど多くの海や大洋、森や山を汚してきたことだろう。どれほど多くの他の生き物を、ただ楽しむためだけに滅ぼしてきたことだろう……」
スターダストがもたらしたこの希望の光は、確かに存在していた。しかし、それは同時にとても脆いものでもあった。忘れられてしまえば、エスパーたちの文明は再び本来の姿へと戻ってしまう……
彼らの影へと。









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