得手勝手

「自分の利益を何よりも先に考えたことが一度もない人がいるでしょうか?」と、意識の形であるエクレアは、授業に参加している聴衆に問いかけた。

誰も手を挙げようとはしなかった。

「まあ、今日のクラスはずいぶん自分たちの行動を自覚しているようですね?」と、エクレアは少し驚き、そして満足そうに続けた。

「でも、それでいいのです。私たちは皆、ある時は意識的に、またある時は気づかないうちに、自己中心的になった経験があります。」

「それは、あまり好きではない人やよく知らない人に対して起こることもありますが、愛する人や家族に対しても起こるのです!少し矛盾していませんか?」

「けれども、気づくことができれば、周囲の状況を顧みず、自分の都合だけで行動する、このような極端に利己的な振る舞いを抑える助けになります。」

「でも、自分のことを何よりも先に大切にするのは、自然なことではありませんか?」と、若いエスパーが尋ねた。

「ええ、そうです。でも、私たち一人ひとりの内にあるスターダストを育んできたなら、自分が利己的になっている瞬間を、より深く理解できるようになります。自然な振る舞いが、いつも進むべき道とは限りません。なぜなら、それがしばらくは自分のためになったとしても、気づかないうちに、惑星や愛する人たちを傷つけてしまうことがあるからです。」

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