世界中のエスパーたちは、自分たちこそが世界の中心だと思いがちだった。
それも無理はなかった。誰もが本当に、自分自身の物語の主人公なのだから、自分の選択や自分自身の幸せ、心地よさを第一に考えることを、どうして責められるだろう?
けれど、ときには、いや、しばしば、それは身近な人々や、コミュニティ、あるいは自分たちの惑星を犠牲にしてしまうこともあった…
だからこそ、グルミン、共感のカタチは、ときどき物事を別の視点から見つめ直そうとした。そうすれば、世界中のエスパーたちが、いつも自分勝手な行動を選ぶとは限らないからだ。
「どんなエスパーも、星々の中では、ただの小さな塵にすぎないのです…」
「少しの間、目を閉じてみてください。その目は、いつも自分自身の視点からだけ世界を見せている目です。」
「そして今、自分に向けられたカメラが、自分を映しているところを想像してみてください。最初は近くから、カメラが映し出す画面の中に、自分の姿がはっきりと見えます。けれど、少しずつ、そのカメラは自分から遠ざかっていきます。すると、自分の住んでいる家、住んでいる地域、街、そして地方、大地、やがて惑星全体が見えてきます…」
「そして、エスペリアに優しさと光をもたらす星が見えてきます…」
「そして、想像もできないほどの数の銀河を形作る、何十億もの星々が見えてきます…」
「私たちはみな、星々の中の小さな塵にすぎないのです…」







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