時間のかたちのシャラ

宇宙が創られたとき、シャラはそこにいました――そして彼女は時の終わりまで存在し続けます。彼女は七つのカタチの中で最も古く、最も賢い存在ですが、世界と直接関わる手段を持っていません。なぜなら彼女こそが「今」という時間だからです。人々が時間について思いを巡らすとき、時間のカタチであるシャラは、長い紫色の髪を持つ少女の姿となって現れます。

人々が過去に思いを馳せ始めると、彼女の姿は徐々に薄れていきます――今この瞬間を生きることを私たちに思い出させるためです。過去は大切ですが、行動できるのは常に「今」だけなのです。
反対に、未来のことを考えすぎると、彼女の姿は老女へと変わります。それは、私たちが死すべき存在であることを思い出させるため――でもそれは悲しいことではなく、ただ命の流れの一部にすぎません。

彼女は私たちの日常に大きく関わっています。眠る時間や日々の習慣の中に、彼女の存在があるのです。時間には限りがあるからこそ、彼女は私たちに量より質を大切にすること、そして困難を受け入れること――それが私たちを成長させてくれると教えてくれます。

消えかけていたそのとき、シャラは目を開けました。彼女が見たのは現在――もはや平和が当たり前ではなくなった世界。意識のカタチであるエクレアが、人々の心から少しずつ消えてしまった世界でした。彼女は、調和がまだ存在していた古代の時代を思い出していました。

美しい紫の瞳から涙がこぼれ落ち、彼女は自分に言い聞かせました――涙を流す必要はない、と。世界がどうなるかは人々の手に委ねられているのです。時間のカタチとして、彼女はただ願うばかり――人々がいつも、今この瞬間を生きていることを忘れないように…。

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