七つのカタチがより健やかな土台の上に再建しようとしていたエスペリアは、今や五つのエレメント、そしてバランスと時間が、エスパーたちの日常における中心的な柱となった世界だった。
カオス戦争以前は、技術の進歩と魔法の利用によって、世界中のほとんどのエスパーたちが時間を生み出せるようになった時代だった。しかし皮肉なことに、その時間をより良く使おうとするきっかけにはならなかった。
多くの者にとって、時間は潰すものだった。
ある者にとっては、現実と向き合わずに済むように。またある者たちは、ただ当時のいわゆる現代社会の流れに、多くの人々と同じように、ただ流されていた。
けれど、よく考えてみれば、時間を持つことはかけがえのないものであり、その時間をどう使うかは、しばしば自分で選ばなければならないことなのだ。
もし本当に愛情の証と呼べるものがあるとすれば、それは誰かのために自分の時間を与えることなのだろう。
子どもたちは、自然とそのことをよく理解していて、自分のために時間を使ってくれる人に、すぐに心を寄せる。
誰かと本当に向き合い、とてもささやかなものであっても、特別な時間を、心から分かち合うこと。それもまた、愛というものではないだろうか?








コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。