現代社会の暴走

ジョリコ、私たちの小さなレッサーパンダの仲間は、ついに、次から次へと別のものから逃れるために、いくつもの依存を繰り返していた状態から抜け出していた。

それ以来、彼は現代社会の多くの人々が失ってしまったもの、時間を取り戻していた。

自分自身のために、考えるために、そして自分が生きる世界と、惑星を支配する種族であるエスパーそのものの本質を理解しようとするための時間を。

何千時間、何万時間もの思索を重ねた彼は、周囲の人々から変わった人間だと思われるたび、ときどき苦い笑みを浮かべていた。けれど彼から見れば、その同じ人々もまた、ほかの誰もがそうであるように、現代社会の流れにただ押し流されているだけだった。

個人が考えることをますます妨げる文明は、誰の目にも万能薬となったテクノロジーへ向かって、前へ前へと突き進んでいた。

そのテクノロジーは、あらゆる素晴らしいものを約束する一方で、エスパーの文明そのものが、自分たちが暮らしているはずの世界の物理的な現実から、ますます足元を失っていた。

こうした欠陥を指摘することは、当然ながら否定的に聞こえる。

しかしジョリコにとって、それをすることは、彼の目には必要不可欠なことになっていた。

一つには、ただ単純に、惑星に暮らすすべてのエスパーを養っている自然の破壊が、誰の目にも明らかなはずなのに、なぜか見過ごされている、とんでもないことだったからだ。

もう一つには、彼が、もしかすると少し考えすぎていたのかもしれないが、そう認めつつも、次の世代を待ち受ける未来について考えていたからだった。

今やエスパーには、進む方向を変え、子孫たちのために、より苦しみの少ない未来を実現するための知識も手段もあるというのに、この問題を明らかにすることは、自分たちは素晴らしい社会に生きていると信じる社会の中で、孤立を生むものだった。

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