物事に気づくためには、いつものように、まずそれに関心を持つこと、そして時間をかけて理解しようとすることが必要である。
残念ながら、ほとんどのエスパーたちは、その二つをやめてしまっていた。特に、自分たちの惑星エスペリアの生態系については。
世界中で魔法を使うことによって成し遂げられた、彼らの文明の並外れた発展は、彼らが本来そこで暮らしていた生態系そのものを見失わせていた。
そして、それまでの彼らの発展は、自然との衝突がなかったわけではないものの、まだそれ以上のことを行う手段を持っていなかったため、比較的穏やかなものだった。しかし、魔法の発見によって、広大な地域を作り変えることが可能となり、自然の景観は工業地帯へと変えられていった。
生態系への影響を考えない者たちが、その技術的偉業を誇らしげに称えていた。
生態系とは、あらゆる生命あるものと同じように、昼と夜、季節、活動と休息の循環によって、均衡を必要とするものである。
しかしその生態系は、やがてエスパーたちでさえ大きく異なる存在となる種族によって、さらに乱されることになる。
それは今なお知られていない種族でありながら、生きとし生けるものが共有する均衡への必要性を持たない存在だった。
エスパーたち自身が、尽きることのない虚栄心とエゴの追求の中で、ゼロから創り出した種族だった…








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