病んだ社会

カオス戦争以前の世界には、病んだ社会の多くの症状が見られ、肥大した個人の欲望によって、骨の髄まで蝕まれていた。

見栄や目立ちたがることが、価値あるものとして掲げられていた世界。
努力や、さらには真実さえも顧みられず、目に見える結果だけが重要であるかのようだった。

多くの人々が、できるだけ多くの人からよく見られるよう、自分をよく見せるために、嘘をつき、不正を働いていた。

そしてそれは、すでに疑問の余地があるような階層構造の、最上層にまで及んでいた。

背筋が凍るような現実だった。特に若い人々にとってはなおさらだった。彼らは、自分たちが生きていかなければならず、望む望まないにかかわらず、その一員として生きていかなければならない世界について、まだとても純粋だった。

社会が提示するゲームに参加することは、ほんの一瞬でも立ち止まって考えれば正しいと思えるはずの価値観に、逆らうことを意味していた。

惑星が与えてくれる自然の恵みに感謝し、質素に暮らし、ありふれたものの中にある幸せを味わうこと。そんな行動の数々が、目の前にあるものすべてを食い尽くしていく社会の中で、ますます時代の流れに逆らうものになっていた。

しかし、より調和のとれた未来の世界への希望の最初の種が植えられたのも、まさにこのような状況の中だった…

One Daily Tale の最初の輪郭が生まれた。

共有したいですか?


コメント

コメントを残す


最新の物語