私はできる。だから考える

ファヤは、意志のカタチとして、思ったことを遠慮なく口にし、誰もが心の中で思っていることを率直に言葉にすることでよく知られていた。

ほかのカタチたちと同じように、彼女も自分自身のスターダストを育てるため、One Daily Taleの教えを実践し始めていた。

そのため彼女は、知恵と結びついた水のエレメントを育む必要があり、そのために、自分たちエスパーの文明について本を通して学んでいた。

その中でも、とある一冊の本は、すでに滅び去った古代文明について書かれており、彼女は涙を流すほど心を動かされた。

「どうして、一つの種族が、自分たちの過ちや、それが環境や他者に及ぼす影響に、これほどまで無自覚でいられるの……」

「でも、一つだけ今はっきりと分かったことがある。スターダストを育てることで、これまで当たり前ではなかったことが可能になるの。」

「それは、『私はできる。だから考える。』と言えるようになること。」

「これまではむしろ、『私はできる。だからやる。』だった。未来の世代のことも、消費する資源のことも、環境に与える被害のことも考えずに。」

「私たちは、陸地や海、そして私たち自身が頼って生きている自然を壊してしまった過去の過ちから、いったいいつになったら学ぶの?」

今の私たちには、違う行動を選ぶ力がある。なぜなら、今はスターダストを知っているから。」

「私はできる。だから考える。」

共有したいですか?


コメント

コメントを残す


最新の物語

  • 傲岸不遜

    傲岸不遜

    混沌戦争の終結によりエスペリアに突然の平和が訪れたものの、スターダストの働きは新たな適応の時代をもたらした。 七つのカタチは One Daily Tale の活動を通して最善を尽くしたが、多くのエスパ…

    続きを読む

  • 一家団欒

    一家団欒

    さまざまな元素エスパーたちが調和して暮らすために最善を尽くしていたとしても、統一された社会となったエスペリアで、七つのカタチは平和な世界の核心には一人ひとりのエスパーの日常生活、特に家族があることを知…

    続きを読む

  • 正正堂堂

    正正堂堂

    エスペリアの規則が考えられ、選ばれたとき、平和と調和の世界をつくるためには、その規則がすべての者に公平である必要があることを、七つのカタチたちはすぐに理解した。 ヴァティとファヤはよく責任について話し…

    続きを読む

  • リミットブレイク

    リミットブレイク

    七つのカタチとエスパーたちは、彼らがリミットブレイクと呼ぶものに関する規則に合意した。 エーテルの流れが理解され、スターダストが源として認められた今、均衡を保つために、すべてのエスパーは魔法の使用を制…

    続きを読む

  • 一日一歩

    一日一歩

    スターダストの啓示は、エスパーたちの考え方を大きく変えた。 明るく輝くスターダストこそが自分自身のシャドウを見つめる鍵であり、そして自分をより深く理解するための道だと気づいたのだ。 時の姿であるシャラ…

    続きを読む

  • 異口同音

    異口同音

    七つのカタチは、カオス戦争の終結以来、どれほど物事が変わったのかを振り返っていた。 「スターダストの発見こそが、自分たちを理解するための本当の鍵だったんだ」 と、ヴァティは思った。 「そうね、そしてバ…

    続きを読む

  • 一生懸命

    一生懸命

    新しい挑戦が目の前に現れたときに全力を尽くすエスパーたちを、ファヤは心から敬っていた。 たとえ結果が期待どおりでなくても、時には完全な失敗に終わったとしても、最大限の努力をした者こそ、彼女が最も尊敬す…

    続きを読む

  • 一汁一菜

    一汁一菜

    今ではエスペリアは平和に暮らしていたが、多くの戦争が戦われ、その最後であるカオス戦争はついに、すべてのエスパーに共通するスターダストこそが、調和の取れた社会を築く鍵だと気づかせた。 健康はその調和を支…

    続きを読む