聴くという芸術

大図書館の共感のセクションは、最も人気のある場所の一つだった。やさしく穏やかな風が、いつもエスパーたちに共感と優しさの形「グルミン」の存在を思い出させていた。
この日、「聴くという芸術」についての授業が行われた。

「それって難しいの?」と、ある若いエスパーが体を揺らしながら言った。「相手の音に集中して、自分のスターダストを合わせればいいだけでしょ?」

「たしかに、聴こうとする時にはそれも大事だね」とグルミンはやさしく答えた。「でも、聴くという芸術は音だけではないの。心から、判断せずに聴くことが大切なんだよ。」

「心から?」
「判断せずに?」と、他の二人の若い子たちが聞いた。

「そう。心からとは、相手の言っていることを本当に聴くということ。ただ頷きながら、自分の返事を準備するのではなくてね。
判断せずには、おそらく一番難しいところ。自分のスターダストを調整して、共感が最大になるようにするんだ。そうすれば、できる限り『聴くという芸術』を実践していることになるよ。」

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