エスパーたちによる魔法の使用は、彼らの世界を根本的に変えてしまった。
それは彼らの惑星エスペリアの生態系を永遠に変えただけでなく、社会そのものを著しく複雑化させていた。
なぜなら、魔法によってそのような仕組みを築くことはできても、一人ひとりのエスパーの感覚や行動できる範囲そのものは変わっていなかったからである。
広大すぎる宇宙が、私たちがその一部であるにもかかわらず抽象的に感じられるように、あるいは細胞の尺度で見た人体の内部のような極小のミクロコスモスも同じように捉えがたいように、エスパーたちの魔法によって生み出された新たな仕組みは、多くの者たちにとって抽象的なものとなっていた。
彼らにとって、真実と偽りを見分けることはますます難しくなっていった。
それはまるで、見えているのに触れることのできない儚い幻――鏡に映る花や、水面に映る月のようであった。
気候や社会の問題を理解すること自体は可能だった。
しかし、その本当の大きさを理解し、それがすべての者に関わる問題であることを自然に実感することは、不可能になっていた。
それは少しずつ現実からの乖離を生み出し、エスパーたちの間に架空の壁を築いていった。
そして彼らは、歪められた現実という幻しか見えなくなっていた。









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