ベストを尽くすこと

七つのカタチは、エスパーたちがスターダストを育むための象徴となっていましたが、その誰一人として完璧ではありませんでした。

それぞれに長所と短所があり、それでも毎日、自分の長所を伸ばし、短所を補うために最善を尽くしていました。

意識のカタチであるエクレアもまた、ほかの誰とも違う視点で世界を見ているように思われていましたが、例外ではありませんでした。

実際、彼女の惑星を俯瞰するような視点は、ときに現実から意識を遠ざけてしまいました。未来について考えることは大切ですが、彼女はときどき「今、この瞬間」を生きることを忘れてしまうことがあったのです。

そんなとき、彼女もまた、自分自身のスターダストを育む方法を思い出すために、七つのカタチへと心を向けていました。

時間のカタチであるシャラは、時間はかけがえのないものであり、行動できるのは「今」だけなのだと彼女に教えてくれました。

バランスのカタチであるアトマは、どれほど意識の高い存在であっても休息は必要であり、世界の重荷を一人だけで背負うことはできないのだと彼女に思い出させてくれました。

幼い頃、後に知恵のカタチとなるヴァティは、すでにエクレアの親友でした。

ヴァティはよくエクレアを励ましていました。エクレアは、エスパーたちの文明が少しずつ混沌へと沈み、やがて混沌の戦争へとつながっていく様子を見て、深く心を痛めていたからです。

「私たちにできることは、毎日ベストを尽くすことだけだよ……」

ヴァティはそう言いました。

エクレアが彼女を見ると、親友の瞳には涙が浮かんでいました。

この苦しみを抱えているのは自分一人ではない――そう気づけたことは、彼女にとって何よりも大きな慰めとなりました

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