技術の進化と人間の停滞

今日の日記を書き終えたところで、少しネタバレすると、若い頃に大好きだったNESのゲームについて書いた。
改めて振り返ると、まあ分かってはいるけど、本当にすごい時代を生きているなと思う。たった二、三十年前と比べても、技術の進歩は目を見張るものがある。

もちろん、「昔の方がよかった」と言いたくなることもあるけれど(フランシス・カブレルみたいに)、技術の進歩が私たちの生活を向上させたのは間違いない。

しかし、世の中は白黒はっきりしたものではなく、いくつかの改善があったからといって、それによる副作用を無視していいわけではない。

ゲームの話に戻ると、当時のゲームはとにかく難しかった。
今のようにChatGPTやインターネットで難しいボスや迷宮の攻略法を調べることはできなかった。
上達したいなら、メモを取り、負け、最初からやり直すしかない。時にはゲームの最初から!

最近の「昔ながらの難しさを再現したゲームシリーズ」はまだ試していないが、脳の仕組みを考えると、実はこうした「挫折」が学習と成長に必要なのだ。
ChatGPTで2クリックで答えが出てしまうなら、脳を使う機会がない。

学ぶためには「摩擦」が必要だ。しかし、日常生活がどんどん便利になるにつれ、その摩擦はどんどん減っている。
だからこそ、自分から摩擦を求めなければならない。最近の高難易度ゲームの開発者たちも、それを感覚的に理解しているのかもしれない。

実は、現代の神経生物学の研究は19世紀から始まっている。
一部の学者は「脳が重要だ」と気づいていたが、ごく最近まで科学は「感情の中心は心臓にある」と考えていた。

私が思うに、心臓の鼓動は誰でも簡単に感じ取れるからだ。
自分の心臓を直接見ることはできなくても、その鼓動は感じ取れるし、早くなることで「感情の高まり」を実感できる。
呼吸を整えれば心拍数を下げることもできる。

例えば、ヨガが呼吸法を重視するのも、「呼吸が体の内側に影響を与える」と昔の人が気づいていたからだ。
今では、心拍数の上昇が神経伝達物質の分泌に影響を与えることも分かっている。

このように、脳と体のつながりは昔から考えられていたのだ。

ゲーム業界はたった30年でNESからSwitch 2やPS6へと進化した。
だが、人間はどうだろう?
多くの人はいまだに「自分の脳や体の仕組み」を理解しておらず、すべてが「魔法のようなもの」に思えてしまう。

瞑想を推奨する医学は「インチキ」と言われ、
副作用がよく分からない薬を飲むのが「本物の医学」だとされる。

だが、瞑想が脳と心に驚くほどの効果をもたらすことは、今や科学的に証明されている。

変化には時間がかかる。特に、「正しいことをしている」と思っている人にとっては難しい。

しかし、私はもう黙って受け入れるつもりはない。
それを受け入れたせいで、親を含め、多くの無駄な苦しみが生まれた。

過去には戻れない。でも、今なら行動できる。

One Daily Tale ー それが私の行動の形だ。

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