火のアーティファクト

永遠の炎。

それが、すべてのエスパーを結ぶ唯一無二の絆を象徴する、火のアーティファクトに与えられた名前だった。

自分自身のためだけでなく、他者のため、そして彼らが暮らし、その資源や自然の恵みを利用している世界のために行動しようとする意志。

その意志はさまざまな形を取り、その使われ方に応じて炎の色を変えた。

謙虚さを身につけるために学ぶことに努めると、海の色になった。それは水のエレメントと知恵を思い起こさせる色だった。

時間をかけて人の話に耳を傾け、必要であれば助けようとすると、風にそっと揺れる絹のような草の色になった。

困難な状況の中でも自分の行動を抑えようとすると、その状況によって自分の「影」に主導権を握られてしまうかもしれない。それでもなお、炎は昼の光のようにまばゆい色になり、小さな稲妻がその周りを行ったり来たりした。

心と身体の健康を大切にすると、エスペリアの誰もが頂を見ることのできる、地の国のそびえ立つ山を思わせるオレンジ色になった。

そして最後に、この炎は永遠だった。

エスパーが不死だったからではない。

そうではなく、世界のために行動するというこの責任が、世代から世代へと受け継がれていく務めだったからだ。

この炎が正しく分かち合われ、エスパーたちが未来の世代を思いながら責任を果たし続ける限り、その循環は永遠に続いていくのだった。

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